忘れもしない、 それは明らかに黒ずんで、 寝返りを打つ博物館だった。 本物の運河は密室ですっかり影になって、 その影の上に女性はあぐらをかいて座る。 女性は明け方4:30の冷蔵庫に似ている。 女性は山を眺めている。 山の形が何もかも崩壊して、 お葬式を絶滅させる低音のサウンドになった。 女性のあぐらは みずみずしくて、 私の味覚神経に たどり着く。