辺口芳典 Yoshinori Henguchi

  • Home
  • Statement
  • Bio
  • Product
  • Poetry
  • Photo
  • Contact

力がみなぎる気持ち

忘れもしない、
それは明らかに黒ずんで、
寝返りを打つ博物館だった。
本物の運河は密室ですっかり影になって、
その影の上に女性はあぐらをかいて座る。
女性は明け方4:30の冷蔵庫に似ている。
女性は山を眺めている。
山の形が何もかも崩壊して、
お葬式を絶滅させる低音のサウンドになった。
女性のあぐらは みずみずしくて、
私の味覚神経に たどり着く。

← →
copyright © 2014 Yoshinori Henguchi All rights reserved