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特別な時には
寂しさがいて、
寂しさと僕は
素直さについて話し合った。
「素直さっていうやつは
ずっとふざけてるだけだから
大好きだ」と寂しさは言った。
「素直さっていうやつには
邪悪なところがひとつもないから
かっこいいな」と僕は思った。
「そのくせ、
誰にも理解されないような邪悪さを想って
号泣したりもするんだから
素直さっていうやつにはかなわない」
「素直さっていうやつは
夜の黒色から生まれたダンスを踊っている」
「素直さっていうやつは
窓から朝が入ってくるみたいに普通に暮らす」