辺口芳典
Yoshinori Henguchi
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息をしている
風通しのいい家は静かだった。
理解しているか理解していないかは関係なく
夜空の穏やかな黒色が生命の温かさだった。
その温かさは毎日
僕たちの体に入ってくる。
僕たちの体から出ていく。
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