引き裂かれていない
こわがりなものが口にする
あまりにも冷たい言い方の神話や目標は
あまりにも家庭的で殺人的だった。
いったい何なの それは?
食べもので遊ばないでほしい。
あっと驚かされる破壊の歴史に もて遊ばれないでほしい。
鈍感なことは つくづく鈍器だったとしても、
その尽きることのない痛みを少しずつ明らかにして、
伸び伸びと、あるいは伸び伸びと、
その尽きることのない労働を愛だと呼んでほしい。
愛することをやめる理由が見つからないから
愛は生きのびることを望んでいるように、
よく働く鉄の義足が山脈を走り抜けて行く。
よく働く鉄の義足が他人の物語とつながって山脈を走り抜けて行く。
どこかで背骨が折れる音がした。
それは人々の歓声と拍手だ。 すべて実在のものだ。
絶滅の可能性よりも、殺人の可能性よりも、
わたしのほうが醜いよと わたしは言った。
「もう二度と俺のことを破壊するな」という声よりも、
わたしの声のほうが醜いよと わたしは言った。
これだけ醜くても労働は可能だし、これだけ醜くても俺は可能だ。