くず人間、マヌケ、元気
すごく悲しい気持ち。 現実。 どうすることもできていない。
どうすることもできない。 無力。 虫。 虫の息。 いらだち。 いらだちだけの関係。
どうして、やさしい気持ちになれないのかなあ? アホらしい。 知ったこっちゃない。
バランスを崩した。 くず。 くず人間。
「私はやる。私はやれる」って言ったその言葉を信じていた。
自分の笑顔のために戦うこと。 自分の愛するものの笑顔のために戦うこと。
自分の気持ち。 今の気持ちを信じる。
好きでたまらないこと。 照りつける太陽。 とまどいながら、生き残っています。
誰もいない、果てしない歌を とてものろのろ歌い続けるしかない。
とてものろのろ生き続けるしかない。
何も怖れるものはない。 僕は怖れている。 すごく難しい。 すごく簡単だ。
笑顔のために戦うこと以外、他に何があるかしら? 戦うことって何かしら?
そして続ける。 そして生き続ける。 ほんとうにうれしい。 僕の命をかけた世界は死んだ。
でも僕は生きている。 僕はおびえている。 僕は たぶん笑っている。
ひんやりとしたかろやかな雪が顔に降り積もっていくような気持ち。 人間、人間、人間、人間。
大失敗が人間だ。 無限の偶然を、無限の必然に読み違えるのも人間だ。
「命をささげるっていうのは、生き続けることなんだぜ」
僕は、いつまでたっても自分の笑顔が殺されるということを納得することができない。
僕は、いつまでたっても自分の愛するものの笑顔が殺されるということを納得できない。
理想主義、妄想、ケッペキ、たぶんそんな感じの くず人間だと思うよ、俺は。
くず人間、マヌケ、元気。 身をもって知ったこと。 他人と分かち合えるのでなければ、
それを持っているがために破滅してしまう、そういう富があるということ。
身をもって知ったこと。 ほんとうは言葉では何も現わせないこと。 お別れのあいさつをしよう。
いつかまた会うこともあるだろう。 僕の言葉に耳を傾けてくれて、とってもうれしかったよ。
ありがとう。 「悲しい気持ちなんかも、ベイビー、俺は愛してるぜ。」