うるおうこと
僕はずっと筋肉が焼けて、
失望と出会うと自由になった。
次は煙だ。
僕はむだなあがき。
一点の疑いも持たずに岩肌に付着したぬめり。
僕は君の乳首です。
膨大な白い紙クズが風に運ばれていくみたいに
今度は君が泣け。
忘れていて思い出せなかった記憶を引きずり出すような
クリアな液体の気持ち。
色々な土地、太い竹、ホワイトハウス、密告者と泥とポリス、
高層マンションからの見晴らし、光景、インチキ、
体液にまみれることの爽快さと、そのしらじらしさ。
信じるでもなく、疑うでもなく、受け入れる。
そしてそれを土台にした生活をたっぷりと味わう。
僕は君の乳首です。
僕はドン底まで落ちる君の乳首だから、
どんなものでも壊せるし、どんなものでも創造できる。