役目を果たしている
人間の生きざまと
女の背中は街あかりで照らされて、
快適なファッションと全世界が
僕の頭をコンクリートの床に何回も叩きつけていた。
コントロールを失い、方向を失い、よく晴れて、
出会うべくして、僕は失神と出会う。
この失神はサクセス・ストーリーだと思う。
緊張感と同時に
神聖な気持ちにさせてくれる神話的な屋上で
僕は遊んでいた。
神話的な屋上は冷徹だけど何も拒絶しない。
「煙の重さ」と「直角の騒音」が激突してできた「空白」を
ポケットに押し込んだら、僕は何ごとにも楽勝だった。
僕は納得して食べたし、僕は納得して眠った。